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5時間のバイトが終わり、Amazonの支払いも済んだ。すなわち、今日のミッションは終了したわけである。時間は20:30になろうとしており、今日という1日もまた、終わろうとしている

 

イト中、作業が多いせいか、いつも考え事をしてしまう。考えなくても良いことばかりを考えてしまうのだ。例えば、学校の禿げた先生のこと、彼氏の元カノの事、母や、父のこと、どうにもならないことを、ずっと

 

は前回の記事で、両親の話をした。内容を簡潔にまとめると「家が苦手」「家族が嫌いというをわけではない」「距離感を感じる」。バイト中、考え直してみて思ったのだ。つまり私が言いたいのは「寂しい」の一言なのではないか、と

 

15歳にもなって、寂しいなんて本当に情けないと思う。しかし、以前引用した内容にもあったように、「人として生きている限り、埋められない寂しさはある」と、何歳になっても孤独は感じるものなのであろう。仕方がないよね

 

親は共働きで、頑張って働いていることを私もちゃんと理解しているつもりである。ただ、やはり話を聞いてもらえないのは非常に悲しいのだ。真剣な悩みを相談してみても、「思春期だしね」と済まされてしまう。15歳、完全にナメられてしまっている

 

る日、カウンセラーさんに、「何もないのに、むしろ彼氏と居るのに、涙が止まらない時があるんです」と相談したことがある。すると、

 

「それはね、すっごい寂しい気持ちなんだと思うよ。幸せだ、大丈夫だ、と言い聞かせているだけで、心がもう悲しくて辛くてしょうがないのよ」

 

返ってきた。その時は全く理解出来なかったが、今は、少しは、理解出来ている気がする。

 

の孤独感は、一生消えないのだと思う。しかしこれもまた私であり、私らしさなのだ・・・と言い聞かせてみる。

 

が私を受け入れられる日は来るのだろうか。来ると、いいな

 

では

 

 

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が覚めると、そこには見慣れた光景が広がっている。真っ白な天井と、いつも通り少し散らかっている床。秋の風がカーテンを揺らして、電車の音と共に窓から入り込む。10月の朝だ

 

う何度目になるかなんて覚えていないが、また、彼氏の家に泊まっている。実家暮らしの彼氏の家にお邪魔するのは、いつも気が重くて、未だに慣れない。しかし、自らの意思で泊まりに来ているのだから、気が重いなら泊まりに来なければ良い話だ

 

かし、私は、自分の家が大変苦手なのである。みんな、同じ屋根の下に居るだけで、家庭とは程遠く、1人ひとりが別のことをしている。帰りの遅い仕事人の父とは、全く会話しない日もあるくらいだ

 

族が嫌いという話ではない。むしろ、妹とは仲が良く、1度も喧嘩をしたことがない。ただ、両親同士の、両親と私の間に流れているギスギスとした空気に耐えきれないのである

 

まで比較的キツい性格で、攻撃的だった母親は、私がリストカットをしている事実に気付いた日から、妙に優しくなった。いや、常に顔色を伺われていると言った方が正しいと思う。非常に距離感を感じるのである、娘は

 

常、父が何か発言する度に、毎回キレた口調で母が返事をする。そう、父もまた、常時、母の顔色を伺っているのである。きっと、私の両親の心同士は、既に離婚しているのだ

 

・・・今日はもう、家に帰らなければならない。明日はバイトがあるし、何より私達は秘密の関係なのだ。もっと、もっと慎重にならなけらばいけないのである

 

思議と今は、死にたいという感情はないに等しい。家に帰ったら、再び息苦しさを覚えながら、特に味もしないご飯を食べよう。そしたら、オナニーをして沢山寝よう。まだ私は人間なのだ

 

では

 

わけもわからず涙が止まりませんでした。

年は、多くの有名人が亡くなり、多くの自然災害に見舞われた。「コイツはいつ結婚するんだろう・・・」と私が勝手に気にしていた漫画家は、つい最近、結婚した

 

うも私は、人の幸せを素直に飲み込めないようである。『他人の不幸は蜜の味』と言うが、結構その通りかもしれない。つまりは、『他人の幸福はクソ不味い』

 

は私は、この平成が終わる時、私を取り残して、共に全員が変わってしまうのではないかとビビっている。私は、私の命は、平成と共に終わるべきなのではないか、と

 

「ねぇプンプン、神様は思うんだ。

人が人として生きている以上、絶対に埋められない寂しさがあるよね、って」

「人がどれだけ求め合っても傷つけ合っても、完全にわかり合えないのだとしたら、一体何を信じてゆけばいいんだろう?なんてね。」(おやすみプンプン-2巻より)

 

は、このどうにもならない孤独感とやらに酷く悩まされている。どうにもならないのだから、どうしようもない。私は、誰とも完全にわかり合えないという事実が、非常に寂しいのだ

 

れでも私はまだ、完全にわかり合いたいと思う。完全にわかり合おうとする気持ちを、やめないでいよう。もしかすると、あと少しかもしれないから、もう少しだけ

 

う次なんて、ないことを

 

「・・・君が僕を信じないで、他に何を信じて生きてゆくの?」(おやすみプンプン-13巻)

 

では

 

 

フツーってけっこーむずかしいな・・・

らかった飲みかけのペットボトル、脱いでそのままの制服、惜しくもゴミ箱に届かなかったゴミ屑達、季節外れの扇風機、いつのものかわからないじゃがりこ。行き場のない未来への漠然とした不安に襲われる15歳、秋

 

いこの間まで、ギターと希望で両手も心もいっぱいいっぱいだった。確かに、忙しくはあったが、その倍楽しい思いをしていた。コレで飯を食っていきたい!とも思っていた。それは、本当に希望だった

 

「真剣に何かをする時につきまとう、後戻りできなくなる恐怖。時間が経つにつれ確実に減っていく選択肢」(ソラニン-1巻より)

 

果、私はビビったのだ。「普通に大人になって、普通に就職して、普通に暮らすのが、幸せなのかもな」と、合理化してそこに立ち止まった。情けなくて仕方がない。普通なんか、分かったこともないくせに

 

分が大人になって何をしているかなんて、想像もつかない。いや、きっとみんなそうなんだろうと思いたい。未来のビジョンなんてそう簡単に浮かばない。そもそも大人なんて、みんな苦しそうに生きていて、見ているだけで胸が苦しくなる

 

間は、私がいつまでも子供であろうとすることをきっと許さないだろう。いや、きっと、時間が無理にでも私を大人にしていくのだ。大脳は既に疲れきっているのに

 

鹿なことを言っていると思うかもしれないが、私はきっと大人になれずに死んでしまうのだと思う。そうでありたいと願う反面、やはり死は少し怖い。なんなら死にたくない。これが葛藤である。私は人間だ馬鹿野郎

 

つも通り、訳も分からずただ心が痛く、とても悲しい気持ちなので、今日も楽しくオナニーをしてぐっすり寝ようと思う。いいじゃんね、夢くらい、何見たって

 

では